クアドリフォリオ~四つ葉の血統~
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:ショールームダイアリー
[2019/11/10]
こんにちは。
受付の長野でございます。
皆様は、伝統の紋章を纏う最強モデル“クアドリフォリオ”をご存知でしょうか?
四葉のクロバーを意味するイタリア語の“クアドリフォリオ”。
モーターレーシングの世界で、数々の伝説を築き上げてきた歴史と、そこに注ぎ込んできた情熱の象徴です。
本日は、“クアドリフォリオ”のシンボルマークについてお話しをさせて頂きます!
“クアドリフォリオ”のシンボルマークは、優れた経験を誇りつつも、しばしば不運に泣かされたレーシングドライバー、ウーゴ・シヴォッチと共に1923年に誕生しました。
白い正方形に緑の四葉のクローバーをあしらったシンボルマークを自身のマシンのノーズに描き、幸運のお守りにしようと思いつきます。
そして、その効果はすぐに現れ、彼は総合優勝を果たすことになったのです!
1923年のタルガ・フローリオにおける優勝を契機に“クアドリフォリオ”はアルファ ロメオのレース活動の象徴となりました。
しかし、悲劇が起こります。
タルガ・フローリオの勝利から数ヶ月後、モンツァ・サーキットで開催されていたヨーロッパGPの予選中に、シヴォッチはコースアウトをして落命。
その際、彼が乗車していたアルファ ロメオR1には、“クアドリフォリオ”が描かれていなかったのです。
この出来事の後からは、レースに参加するすべてのワークマシンにお守りとしてクアドリフォリオの紋章が掲げられることになったのです。
1923年以降、アルファ ロメオのワークスマシンのボディには、幸運のお守りとして“クアドリフォリオ”が飾られることになりました。
亡きシヴォッチへのオマージュを捧げるるため、それまで白いベース部分は正方形でしたが、一人が欠けたことを示す三角形とされました。
現在では、“クアドリフォリオ”の世界観は大きく発展し、先進のテクノロジーに加えて、アルファ ロメオ特有のドライブの楽しみをお約束するパフォーマンスを物語るシンボルとなりました。
アルファ ロメオ松山ショールームには、ステルヴィオ・クアドリフォリオが展示されています!
前後異形タイヤに、ボンネット上のエアスリットなど、ステルヴィオ・クアドリフォリオのディテールは、レーシングスピリットを物語っています。
伝統と歴史のある車を、是非体感して下さい!
皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。